プレーリードック
◆プレーリードッグは、ネズミ目リス科プレーリードッグ属の動物の総称です。
すべて北米原産で、北米の草原地帯(プレーリー)に穴を掘って巣穴をつくり、群れで生活します。

体長30〜40cmほどで、毛色はおおむね淡い茶色です。
草食で、アルファルファ、イネ科の植物を好みます。
雄1匹に対し、雌数匹という一夫多妻制で、コテリーと呼ばれる家族を形成します。
なわばり意識が強く、他のコテリーの雄が進入してきた場合、互いにお尻の臭腺から臭いを出し威嚇し合います。

なわばり争いでは敵対する雄を生き埋めにすることもあります。
稀に、埋められた穴の反対側から生還する個体もいます。
また、口と口でキスをしたり、抱き合ったりすることで挨拶を交します。

巣穴は地中深く複雑になっており、出入り口も複数存在します。
巣穴内の平均気温は年間を通し、15 °C前後といわれています。
巣穴周辺の草がプレーリードッグの身長より高く育つと、プレーリードッグは視界確保のためにそれらを刈り取るため、草原が荒れることはありません。

刈り取ったあとには、やわらかく栄養価の高い草が伸びてくるため、コテリー周辺にはそれを求める動物が集まります。
逆にプレーリードッグのいなくなった草原は荒れ、砂漠化が進みます。

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