カモメ
◆カモメ(鴎)は、動物界脊索動物門鳥綱チドリ目カモメ科カモメ属に、分類される鳥類です。

全長40〜46cm、翼開張110〜125cmです。頭部や体下面の羽衣は白いです。
背中や翼上面は青灰色の羽毛で被われます。尾羽の色彩も白いです。
初列風切の色彩は黒く、先端に白い斑紋が入ります。
幼鳥は全身が灰褐色の羽毛で被われ、肩を被う羽毛や翼上面の外縁(羽縁)が淡褐色です。

和名は幼鳥の斑紋が籠の目(かごめ→カモメ)のように見える事が由来とされます。
尾羽の先端が黒く、くちばしも黒いです。
後肢の色彩は淡ピンク色です。

夏季は頭部から頸部にかけて斑紋が無く(夏羽)、冬季は頭部から頸部にかけて淡褐色の斑点が入ります(冬羽)。

沿岸部や河口、干潟などに生息します。
同科他種と混群を形成する事もあります。
漢字表記は本種の鳴き声に対する当て字で、アメリカ合衆国における英名mewも鳴き声(英語圏でのネコの鳴き声にあたります)に由来します。

食性は雑食で、魚類、動物の死骸などを食べます。
繁殖形態は卵生で、集団繁殖地(コロニー)を形成します。

沿岸部の岩礁や草原などに巣を作り、卵を産みます。
生後3年で成鳥羽に生え換わります。

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