菱餅(ひしもち)
◆菱餅(ひしもち)は、和菓子の一種です。
3月3日の桃の節句に雛人形とともに飾られます。

赤・白・緑の3色のものが多いが、地方によっては黄色などを加えたりして5色、7色になっている餅を、
菱形に切って重ねてつくります。
今の形になったのは江戸時代からです。
赤い餅は先祖を尊び、厄を祓い、解毒作用のある山梔子で赤味をつけ健康を祝うためであり、桃の花をあらわしています。

白い餅は菱の実を入れ、血圧低下の効果をえて、清浄を表し、残雪を模しています。

緑の草餅は初めは母子草(ハハコグサ)の草餅でしたが『母子草をつく』と連想され代わりに、増血効果がある蓬を使いました。
春先に芽吹く蓬の新芽によって穢れを祓い、萌える若草をたとえました。


 

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