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◆雷神(らいじん)は、日本の民間信仰や神道における雷の神です。
「雷様(かみなりさま)」「雷電様(らいでんさま)」「鳴神(なるかみ)」「雷公(らいこう)」とも呼ばれます。
菅原道真は死して天神(雷の神)になったと伝えられます。
民間伝承では惧れと親しみをこめて雷神を「雷さま」と呼ぶことが多いです。 |
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雷さまは落ちては人のヘソをとると言い伝えられています。
日本の子どもは夏に腹を出していると「かみなりさまがへそを取りにくるよ」と周りの大人から脅かされます。
雷さまから逃れるための方法は、蚊帳に逃げ込む、桑原(くわばら:菅原道真の亡霊が雷さまとなり、都に被害をもたらしましたが、道真の領地の桑原には雷が落ちなかったと言う伝承から由来)と唱える、などが伝えられます。
対になる存在としては風神が挙げられます。
日本では俵屋宗達の風神雷神図(屏風)を代表例に、雷さまは鬼の様態で、牛の角を持ち虎の革のふんどしを締め、太鼓(雷鼓)を打ち鳴らす姿が馴染み深いです。
この姿は鬼門(艮=丑寅:うしとら)の連想から由来します。
雷が落ちる時「雷獣」という怪獣が落ちてくるともいいます。
大津絵のなかでは、雷さまは雲の上から落としてしまった太鼓を、鉤で釣り上げようとするなどユーモラスに描かれています。 |
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